40になってカレッジ戻りました

みなさま はじめまして。

日本を離れて20年の、nanaでございます。

高校卒業後にアメリカに留学し、結婚。

今は子育てしながらカリフォルニアの田舎町に暮らしております。

20年前、ど田舎のカレッジを陶芸科で卒業しましたが(人生最大の過ち)

今になって思えば、自立してお金を稼ぐってことが分かってなかったのです。

だから、四年生大学のジャーナリズム科から田舎のカレッジ、

しかも気楽な写真科→陶芸科へとヘロヘロ流れたのです。

 

15年間ほどインターネットを使って仕事をしていましたが、

同業者からのいやがらせや裏切りもあり

なにより、モノを介すだけの流通業。

こんな仕事、あと20年もやってらんない! 

もっと人の精神に関わる仕事がしたい! 

40歳を機に、カレッジに戻ることに決意しました。

さて、何科を選ぶか。

社会問題に興味もなく、思慮ある大人として自立もしてないおばちゃまのため、

自分が何を学びたいのか分かりません。

ただ、小説を読むのが大好きで、よく作家たちのプロフィールに

「ソーシャルワーカー」という経歴が書いてありました。

ノーベル文学賞をとったカズオ・イシグロさんもそうです。

なので、小説が書けるようになるんだから、きっとすごい仕事にちがいない、と

ソーシャルワーク学科に進むことにし、無料面接の予約をとりました。

「さあ、これから何を学ぶの?」と、やはり開口一番にカウンセラーに聞かれ、

先のアイデアがなければ

「あ、自営業に飽きたからカレッジ来ました」と答えるとこでしたが、

「ソーシャルワーカーめざします」と、頼りなげに答えました。

「やりがいがあるわよ。がんばってね」と、その日からカレッジ開始。

 

20年前に学生をしていた頃、クラスにおばちゃん系の学生が何人かいました。

「この人たち、何してんだろ?」とアメリカを知らなかったので不思議でしたが

自分が そのおばさん学生になっちゃいました。

でも、おばさんだから分かることがある!

20歳の頃じゃ、目の前にいる教授の情熱もイライラも感知できなかった。

日本人とアメリカ人の違いはたっくさん目につくけど、

肝心の文化的背景を分析し、理解する能力もなかった。

(グーグルなかったんだぞぉ。検索できなかったんだぞぉ)

とにかく留学生ビザを保つために出席するだけ。

本当はすんごく強い思いがあって日本をでたのに。

 

今だから見える視点で、

私の通うカレッジや、アメリカ、

我が人生について、情熱をもって書き留めていきたいと思います。

 

これから よろしくお願いいたします。